サイトメニュー 店頭へ戻る 案内窓口 営業日誌 楽描帳 雑談部屋 御来店記帳台 関東事務茶屋 他店御案内所 mailto女将 梅煮屋もばいる

アメノウズメ
アメノウズメ(製造年月日:2006/11/08)
秋は地元・宮崎では夜神楽シーズンの始まり。夜神楽で有名な高千穂に限らず、田舎の秋祭りでは大抵夜神楽をやりますです。祭りの夜には、村の中心にある神社に小規模ながら夜店が出たりなんかしてましたです。夜の田舎は寒いのでその場で飲む甘酒はめさめさ美味かったナァ…街暮らしにはない風情が、子供心に結構好きだったです。
で、神社本殿の脇にある小さな集会所や神社裏の河原でオバちゃんたちが昼間から炊き出しをやってて、次々とご馳走が出来ていくのを見ると祭りがいよいよ深まっていく感じがしてましたです。
そしてクライマックスは本殿で夜通し行われる「夜神楽」。
正直なところ、子供の目で観て夜神楽は何が何だかで、当時は面白くはなかったですが、酒を飲みつつオバちゃんたちが作ったお祭り料理をつまみながら、薄暗い光の中で観る夜神楽は、神話をある程度心得た上で今、この年になってみるときっと面白かろうと思うとです。

さて話は脱線しましたですが日本神話ネタ、てコトで神話の登場人物の中では割にメジャー且つ描きやすかろうと思われる「アメノウズメ」ちゃん。漢字で書くと「天鈿女命(日本書紀)」。今までずっと「アマノウズメ」だと思ってたですが(それもまぁ間違いではねぇようですが)正式には「アメ」という発音らしいです。
ウズメちゃんが派手に脱いでるのは、言うに及ばず「天岩戸」のあのくだりから。「神憑りをして、胸をさらけ出し、裳の紐を陰部までおし下げて踊った」らしいので、脱ぎっぷりはかなり大胆ですw
頭に「オカメ」の面を付けてるのは、「オカメ」のモデルがウズメちゃん、という説があるところから。コレは今回絵を描く時の調べ物で初めて知りますた。(-∀-)ホホゥ
右手に握られている小刀は、「天孫降臨」のくだりで「天孫に仕えるか?」と海の生き物にウズメちゃんが問うた時、唯一答えなかったナマコの口を切り裂くのに使ったソレを反映したもの。なかなかエキサイティングなネェちゃんですw
天照大神とかのようなエラい神さんは、色々強烈過ぎて絵にするのがムズかしいですが、ウズメちゃんくらいのそこそこ個性の強いキャラなら楽しく描けたりしますです。名脇役ってヤツですな。



休憩処梅煮屋 創業弐千六年元旦 創業者兼女将うめにゃ
Copyright(c)うめにゃAll rights reserved.